(記事内リンクにPR含む場合があります)

【海外旅行準備】渡航エリア別ワクチン/予防接種の種類・料金・安い場所

インドの祭り前の子供たち 海外旅行準備

世界旅行で出会った子供達

海外旅行の準備の1つとしてワクチン/予防接種があります。中長期旅行の場合には命を守るためにも予防接種は必須です。今回は私が実際に受けた予防接種の紹介と、これから受ける人のために情報を共有します。

予防接種の種類もいろいろあります。地域によっては必須であったり、不要になったりしますので、自分の渡航エリアについての情報を中心に調べることをオススメします。

ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/

日本に住んでいると衛生面や、蚊を媒介する伝染病などにはあまり気をつけなくても大丈夫です。しかし海外ではこれらにより命を失うこともあるため、予防策が必須になります。

しかし中長期旅行者の中には軽く考えている人もいます。特に学生や貯金の少ない20代前半の方の中には、予防接種を受けていないどころか、海外旅行保険にすら加入していない人にも何人も出会いました。

お金がない時の気持ちはわかるのですが、少し余裕あるくらいのお金を貯めてから旅行すべきです。海外で病気や死亡したら家族だけでなく、大使館などの仕事も増やします。これらは国民の税金から支払われることを忘れないでほしいです。

私が世界一周旅行していた時にも、現地特有の伝染病や地方病などに苦しんでいる日本人旅行者に会ったり、話を聞いたりしました。そして残念ながら亡くなった方の話も数回は聞きました。日本ではニュースにはなりません。

私の見聞きした範囲で最も多くかかっていたのは「マラリア」「デング熱」などの、蚊によって感染する病気です。これらについてはワクチンがまだ開発中なので、今回は触れません。現地での予防法は蚊に刺されないことのみです。

海外旅行の前に予防接種が必要な人

まず1週間くらいの旅行で、3つ星以上のホテルに泊まり、きれいなレストランでのみ食事をするような人は予防接種の必要はありません。海外旅行保険もクレジットカードに付帯のもので足りるかもしれません。渡航前に確認しましょう。

特に台湾、韓国、アメリカ(ハワイ、グアムも)、ヨーロッパ全般を旅行する場合は、予防接種は不要だし、蚊もそれほど注意する必要はありません。初めての海外旅行にも向いている国だと思います。

オーストラリア、ニュージーランドも不要です。それ以外の中長期旅行者か、短期旅行でも次の点に該当する人は予防接種を検討した方がいいと思っています。全てを日本で打つには期間2〜3ヶ月、費用5〜10万円かかります。

  1. 屋台での現地食を堪能したい(A型肝炎、腸チフス)
  2. 数年の間に下の地域に何度も渡航する場合
  3. 東南アジア、中南米、アフリカ、インド周辺(A型肝炎、狂犬病、破傷風)
  4. 東南アジア、インド周辺(日本脳炎)
  5. 中南米、アフリカ(黄熱病。打っていないと入国できない国あり)

予防接種の有効期間、病気の概要、発症エリアなど

あくまでも概要なので詳細は各自で最新情報を調べてください。特にワクチンについては日々改良されているため、有効期間や接種回数が変化します。また打つ国によって薬の量や質が違います。日本の情報を記載しますが医師によっても内容は変わってきます。

黄熱病

予防接種:1回打てば、有効期間:接種後10日後〜10年。接種後しばらくは他のワクチンを受けられないため一番最後が良い。

主なエリア:南米、アフリカ。感染源:蚊

症状:発熱、嘔吐、出血、黄疸。致死率は現地人5〜10%以下に対して、旅行者は最高60%。治療法なし。潜伏期間:3~6日

その他:イエローカード(接種証明書)を入国条件にしている国がある。

日本脳炎

予防接種:日本では小児期に接種している場合あり。1~4週間間隔で2回接種し、1年後追加接種を1回。有効期間4~5年。

主なエリア:アジア全域。感染源:蚊

症状:発熱、嘔吐、意識障害、けいれん。発症から2週間前後で死亡か脳障害の後遺症が残る。完治率30%。治療法はなし。潜伏期間7~10日。

狂犬病

予防接種:4週間隔で2回接種し、さらに6か月から12か月後に3回目。約5年間有効。海外では一生有効だと言われた。

主なエリア:日本、オーストラリア以外。欧米は少ないが、犬、アライグマ、きつね、コウモリ、リスが主な感染源

症状:潜伏期間9日~数年。発熱、倦怠、嘔吐、幻覚、けいれん、恐水。その後、昏睡、呼吸麻痺。発症したら致死率100%。噛まれたらすぐ傷を石鹸と水で洗い、狂犬病と破傷風のワクチンを追加接種する。予防接種を受けていても半年後なら6回の追加接種が必要。

破傷風

予防接種:日本では小児期に三種混合ワクチンを接種している人も多い。接種後10年を過ぎた人でも追加1回でOK。

主なエリア:全世界。感染源:ケガして傷口についた土など。

症状:潜伏期間3日~3週間。口が開かなくなり、手足の硬直。治療が遅れると全身けいれんして致死率40%。傷口の消毒、医療機関での血清療法が必要。

A型肝炎

予防接種:2~4週間に2回受けて、更に半年後に1回接種すると5年間有効。

主なエリア:日本、北米、西欧を除く地域。感染源:汚染された飲食物。

症状:発熱、倦怠感、嘔吐、黄疸。安静にして栄養をしっかり取ると自然に治癒する。潜伏期間:15~50日

B型肝炎

予防接種:4週間間隔で2回接種し、さらに、20~24週間後に1回接種します。5年間有効。一生有効とも言われる

主なエリア:日本、北米、西欧を除く地域。感染源:保菌者の体液、血液。外科手術や性行為。

症状:倦怠感、黄疸、食欲不振。医師に相談する。ほとんどの場合はすぐに完治する。死亡率2%

その他の感染症

世界一周中に出会ったかわいい赤ちゃん

腸チフス

感染源:感染者の排泄物、飲食物。症状:発熱、便秘、腹痛。抗生物質で治癒するが時間がかかる。予防接種はあるので可能なら摂取が望ましい。

コレラ

感染源:飲食物。症状:下痢、嘔吐。抗生物質の服用で治癒。脱水症状に気をつける。予防接種はあるが効果薄いとも言われている。

赤痢

感染源:飲食物。症状:下痢、発熱。早期に抗生物質を服用すると治癒する。

ポリオ

感染源:患者や飲食物から感染。症状:発熱、倦怠、嘔吐、麻痺。日本では小児期に接種している場合もある。流行国へいく場合のみ1回接種すればOK

デング熱

感染源:蚊。症状:発熱、関節痛、発疹。デング出血熱は致死率10%。予防接種はなし。

マラリア

感染源:蚊。症状:発熱、悪寒、下痢、意識低下。出血熱は治療が遅れると死亡する場合あり。予防接種はない。予防薬はあるが副作用あり。

ペスト

感染源:ネズミのノミ。症状:倦怠、咳、痰、発熱。早期に抗生物質を服用すると治療可能。

予防接種の料金と接種場所

まず私が受けた2007年の情報です。総額72,930円です。破傷風の3回めは不要でした。B型肝炎も不要かもしれません。それでも5万円くらいかかります。2013年現在はさらに少しづつ高くなっているようです。

  • 黄熱病:8,530円
  • 日本脳炎:3,000円
  • 狂犬病:5,250円x2回 + 6,400円
  • 破傷風:5,250円x2回 + 2,000円
  • A型肝炎:5,250円x2回 + 6,400円
  • B型肝炎:5,250円x2回 + 5,000円

安く接種できる場所(東京)

私が2007年に打った場所は継続していないようです。友人のブログやネットで調べたところ、現在でも安くで打てそうな場所は次のとおりです。各自でも検索して最新情報を取得するようにしてください。

診察料金・予防接種料金のお知らせ | ふたばクリニック/世田谷区・三軒茶屋
日本検疫衛生協会:事業のご紹介
予防接種 予防接種の案内
◆料金表なし:予防接種 品川イーストクリニック
◆料金表なし:南大塚クリニック _ 豊島区

なお、黄熱病のワクチンについては海外のあちこちで無料や格安で打てます。現在も、トルコのイスタンブールでは無料で打てそうです。そちらに先に行く場合は検討してもいいかも。でも海外で注射打つのは勇気いりますよ。

なお、タイのバンコクでも安い予防接種が有名です。私もバンコクの赤十字のスネークファームに行きました。しかし狂犬病は1本目でないと打ってくれませんでした。

ちなみに全ての予防接種をバンコクで打つのは非合理的です。安いとはいえ滞在費がかかるため全てをバンコクで受けるのは、時間とお金の無駄になるので要注意です。

しかしもし旅の最初にバンコクに行くのなら、黄熱病とA型肝炎や破傷風の最後の1本だけをそこで打つという方法はオススメします。同じ方法を書いているブログ記事も見つけました。参考にしてみてください。

タイでの予防接種は日本で打つより本当に安いのか?結論!

まとめ:今日のゆめぴょんの知恵

海外旅行の準備やコツについては、世界一周旅行記の方に書くか迷ったのですが、「知恵」的な内容はこちらのブログに書くことに決めました。

あちらのサイトには「旅行記・世界遺産ブログ」と「バックパッカー情報(ホテル、移動、食事など)」を中心に書くつもりです。どちらも応援よろしくお願いします。

ゆめぽろEarth -夫婦の世界一周旅行記-

海外旅行保険については次の記事を参考にしてください。

なお今回の記事内容をくわしく知りたい場合は次のサイトが参考になります。興味ある方は読んでみてください。

FORTH|厚生労働省検疫所

ゆめぴょんでした。ちゃおっ!

タイトルとURLをコピーしました