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【海外旅行準備】致死率100%の狂犬病対策!世界が恐れる感染症の予防・治療方法

海外旅行準備

海外旅行中は狂犬病に注意

狂犬病は日本にはない感染症ですが、世界中では毎年約5万人が死亡しています。最近台湾が陥落して日本にも迫っています。感染源は動物全般。発症すると致死率100%です。今回はその対策と対処法について共有します。

ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/

海外旅行で最も恐れていたのは人間ですが、それ以外の生物では、犬・猫、蚊、クマ/熊の順番です。クマはカナダ、アラスカなどの一部地域のみです。基本的に人に会っても襲いませんが、自衛手段として攻撃してくることがあるそうです。

蚊はマラリア、デング熱などを運んできます。どちらも発症してほっとくと熱病の種類によっては死亡する確率が高いです。しかしほぼ助かる治療法があるため、早めに薬などで対処すればそれほど怖くない病気です。

アフリカではゾウやカバが歩いてくるエリアもありましたが、昼間の遭遇率は低いです。それよりもツェツェバエという殺人バエを警戒していました。これに刺されると眠り病にかかり一生目覚めないことになるそうです。世界にはまだ恐ろしい感染症がたくさんあります。

狂犬病の感染エリアと感染源

世界に広がる感染エリア

感染エリアは日本、オーストラリア、アイスランドなど一部の島国を除く、世界中のほぼ全域です。アジア最後の砦だった台湾にも最近「狂犬病ウィルス」がやってきたことで話題になりました。日本にも既に上陸している可能性があります。

特に死亡者が多い地域は、東南アジア全域、インド、中国の地方都市、アフリカ全域、中南米の全域です。また先進国アメリカ、カナダ、ヨーロッパでも野生動物などから人間への感染が確認されています。

感染源

ほとんどは犬か猫です。人間との接触機会が多いので当然ですが。家畜、あらいぐま、きつね、コウモリ、リスからの感染も多いようです。動きがおかしい、攻撃的、よだれや血を垂らしてる、目を見開いている動物には近づいてはいけません。

海外のペットは狂犬病の予防接種を受けていない場合も多いので、かわいくても近づかない方がいいです。まだ症状が出ていない動物は外見では狂犬病かどうか判断できません。エサをあげるだけでも危険なのでやめましょう。

唾液からの感染が主なので、かまれたら感染します。甘咬みや、なめられただけでも小さな傷口があれば感染してしまいます。感染したコウモリの唾液が空中で飛散した空気を、吸っただけで感染した例もあるので洞窟も要注意です。

狂犬病の潜伏期間や症状と致死率

潜伏期間

狂犬病の潜伏期間は人によってや、かまれた部位によってかなり個人差があります。かまれてから20日〜60日くらいが最も多く、1年、2年や数年後に発症した例もあるそうです。脳に近い部位にかまれた方が早く発症します。

発症した場合の症状と死亡率

潜伏期間を終えて発症すると、かまれた部位が傷んだり、古傷がかゆくなったり、発熱やだるさが現れますが、狂犬病だとは気づけません。やがてウィルスが脳に達すると水や風を恐れる恐水症、恐風症の症状が現れます。

最後は大きな不安感、全身けいれん、高熱、発狂、呼吸麻痺、昏睡など、数ある感染症の中でも最も悲惨な状態になります。そして現代の医学でも、発症した狂犬病の致死率・死亡率はほぼ100%です。

狂犬病の予防法

海外の狂犬病エリアに行く場合は、基本的に次のような予防法、対処法を覚えておいてください。エリアに1ヶ月以上滞在したり旅行する場合は、予防接種をおすすめします。発症後の治療法は現代医学にはありませんので。

ワクチンの予防接種

接種回数は国によって基準が違います。日本では3回の接種がふさわしいようです。私は1回目のワクチン接種から30日後、180日後の計3回受けましたが、医療機関によって期間は違うようです。

有効期間も日本では5年間と言われましたが、タイ、インド、ネパールの医療機関では2回受けてたら一生有効だと言われました。ワクチンの名前と接種量までメモしておいた方がいいかもしれません。

料金は私が日本で受けた6年前は、1本5,000円が一番安い水準でした。値段も医療機関によって違いますが、質は同じです。今の日本では1本6,000〜10,000円くらいのようです。海外には安い所もありますが注射針が不安ですね。

野生動物だけでなくペットにも近づかない

上でも書きましたが、まず野生動物に近づかないことが最大の予防法になります。かわいくても一定の距離をおいて眺めたり写真を撮影するだけにとどめましょう。リス、あらいぐま、馬にもエサをあげようと手を出さないように。

海外のペットは狂犬病のワクチン接種率が、日本ほど高くありません。飼い主が受けていると言っても数年前の事だったりします。甘咬みでさえ感染することがあるので、充分に注意してください。

特に注意すべき人

女性や子供、背丈の高くない大人や、やせて小さく見える人も狙われやすいそうです。声が高い人は弱いと思われるので、犬に対面した時の叫び声も高音ではない方がいいかもしれません。

またケガなどで出血のある場合や、女性の生理時・妊娠時などには、血の臭いをかぎつけてやってくる野生動物もいるので、人通りの少ない場所を1人で歩くのはやめた方がいいと思います。

野犬に遭遇した時の対処法

チーターからは逃げられない

登山、ハイキング、トレッキング、遺跡観光、ジャングル探検などで、海外で野犬に遭遇する機会は少なくありません。私も何度も大声で吠えられたり、追いかけられたり、3〜4匹に囲まれたこともありました。

遠くから吠えられている場合

彼らのテリトリー(縄張り)に入ったということなので、あまり背中を見せずにゆっくり引き返すか、通り抜けましょう。あまり目は合わせずに。物音をたてたり、早い動作も刺激することになるので注意してください。

また周りの犬まで興奮するため、あらゆる方向に注意を向けてください。後ろ方向からすごい勢いで走ってくる犬もいます。

犬が吠えながら走って向かってくる場合

はっきり言って、これは恐怖です。周りの犬にも注意しましょう。そして背中は絶対に見せず、荷物などで自分をなるべく大きく見せながら、犬のいない方向へ移動しましょう。

移動しながら、長い棒きれや投げるための石をたくさん持っておきましょう。そして射程距離に入って来たら、石を投げて牽制します。かわいそうだけど本気で当てるつもりで投げましょう。

もし石が見つからなかったり、犬が近すぎる場合は「石を投げるふり」でいいです。たいていの犬はそれで逃げていきます。犬が近い時に石をつかもうとしてしゃがむと、飛びかかってくるので要注意です。

彼らのテリトリーから出ると、追いかけるのをやめる犬が多いです。しかし興奮しきってる場合や、狂犬病の場合は逃げません。かばんなどを盾にしてかまれないようにしながら大声で人の助けを呼びましょう。

野犬に囲まれた場合

2匹以上に囲まれた場合は、狂犬病以上に噛み殺される例も海外では多く発生しているので注意です。私も囲まれたことがあります。その時に調べてて実践した方法について書きます。専門家ではないので責任は一切負いません。各自調べてください。

  1. 絶対にしゃがまない
  2. なるべく自分を大きく見せる
  3. 大声で人の助けを求める。ただし可能な限り低音で
  4. 壁や木や、最も弱気な犬にだけ背中を向ける
  5. カバンなどを振り回して飛びかからないようガードする
  6. 最も凶暴そうで近い順に、石を投げるふりを繰り返す

狂犬病ではない犬なら、実際に飛びかかってくるのは背後か横からです。視線を向けるとたじろぎます。

上のような防衛手段を行いながら、一歩ずつ人のいそうな方向へ後退してください。私の場合は弱い犬だったのでスキをみて石を拾って、それをぶつけていると犬が後退していき、現地の人が助けに来てくれました。

動物にかまれた時の対処法

噛まれたらすぐ傷口を石鹸と水で洗いましょう。そして狂犬病と破傷風のワクチン接種してください。狂犬病の予防接種を3回受けていても、医師の判断により2〜6回の追加接種が必要です。

追加ワクチン接種はかまれたら、なるべくその日のうちに打ちましょう。その日を0日として、0、3、7、14、30、90日後に打つのが通常です。新興国ではお金がないため途中で接種をやめて死亡する例もあるそうです。

予防接種では保険を使えませんが、かまれた後のワクチン接種では海外旅行保険の一部は使えるようです。可能なら医療機関へ行く前に相談してください。安心できる病院を教えてくれると思います。

まとめ:今日のゆめぴょんの知恵

結論としては中国の都市部以外、インド、東南アジア、中南米、アフリカへ行く場合は狂犬病の予防接種を検討した方がいいでしょう。特に2週間以上の中長期で行く場合は必須だと思っています。

そして現地でも野生動物にはなるべく近づかず、ペットも眺めるだけにして手を出さないよう注意した方がいいと思います。手に傷があれば、なめられただけで感染します。かわいいリスなどには特に注意しましょう。

ゆめぴょんでした。ちゃおっ!

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