ゆめぴょん評価:★★★☆☆
本のタイトルのまま、食い逃げされる額はバイトに払う給料よりも低いため、追いかけてしまうと機械損失を生むことになる。そんな数字に関する小ネタがいくつも書かれていました。
ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/
帰国してから新しい本も読みたいと思ってましたが、時間がとれないため読めてません。と言い訳から始まりましたが、この本は人に聞いて図書館で見つけて読んでみました。内容が簡単なのですぐ読めます。上巻のみの感想です。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」の第2段らしい
同じ作者が更にわかりやすく解説しています。中学生でも読めるくらい簡潔に書かれています。逆に普段から会計に慣れ親しんでる人にとっては退屈本かも。
大人は本屋で買う前にさらっと読んでみて、自分の知らないことが書いてあったら買えば良いと思います。または通勤中とか軽く読みたい時にはいいかもしれません。
小中学生に読ませると数字の魔力に魅了されるかも。子供の経済教育とか入門書としてはすごくいいと思います。
数字のルールとは
- 順序がある
- 単位で意味を固定する
- 価値を表現できる
- 変化しない
まとめると、ごく当たり前のことばかり書いてる印象です。しかし3つめの「価値を表現できる」の例を挙げてみます。
映画宣伝で「みんなが泣いた」と「9割が泣いた」のどちらが効果あると思いますか。数字を使った後者の方が説得力あるし、実際良く使われてますよね。こんな風にたとえもわかりやくて良かったです。
他にも「1勝2分け」を「3戦無敗」と表現したり、「全品2%還元」を「50人に1人無料」とすることにより好印象を与えることができます。ブログのタイトルにも利用したいけど、やりすぎると「釣り」になりますね。
数字に他の意味を持たせる3つの技法
その「釣り」広告によくつかわれてるような技法についても述べてました。
- 決め付け。パレートの2:8の法則など
- 常識破り。99.9%は仮説など
- ざっくり。江戸300藩など
最後に会計や株についても少しふれてましたが、入門的な内容です。
- 会計的に利益を出すには「収入を増やす」か「支出を減らす」しかない
- 株で成功するには「倒産しない」「年度や他社比較で利益率が増加傾向」の企業を選ぶ
- 「当座比率」「有利子負債比率」「売上債権回転日数」「在庫回転日数」「PER」「PBR」も調べる
「食い逃げされてもバイトは雇うな」の感想
いろんな人と会話してると「良い事を強調する人」と「悪い事を強調する人」にわかれます。私は自分を前者だと思ってますし、つきあうのも前者の方が好きです。数字を使う場合もぜひ良い部分を強調したいと考えています。
この手の普通の良書って、感想文が書きにくいですね。何かテーマを作って書いた方がいいのかもしれませんが、自分の力不足を感じます。書評ブロガーって実はすごいんだなと実感した瞬間でした(^^ゞ
ゆめぴょんでした。ちゃおっ!