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【海外旅行準備】135ヶ国訪問者が実践して効果のあった危機管理・トラブル回避方法

強盗に盗まれ踏まれる男性 海外旅行準備

強盗に盗まれ踏まれる男性

5年以上も海外を旅行してきましたが、盗難・事故の経験はゼロです。そこで私が実践してきたトラブルを避ける方法を伝授します。運もありますが、少しでも被害にあう確率を減らすことが大切です。

ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/

前回も書きましたが、私が犯罪・事故にまきこまれなったのは運が良かったからです。しかし普段の心がけによって「人」や「動物」などから受ける被害や遭遇する確率を最小限に抑えることができると思っています。

海外での犯罪・事故の確率は本当に高いのか

まず日本は世界でも有数の安全な国だと認識してください。国中の全ての都市で、夜遅くに女性が1人で歩ける国はとても少ないです。私が今思いつくだけでは、韓国、中国(最近は不安)、一部のイスラム教国、スイスくらいです。

よって結論は、海外で犯罪・事故に合う確率は日本よりは確実に高いです。これは日本が安全な国だからです。アメリカ人の海外旅行者はまた違った感じ方をすると思います。

ちなみに危険だと言われる国でも、都市部以外の地方なら東京より安全に思える場所もたくさんあります。イスラム教国の安全は意外に感じる人もいますが、外国人に対するホスピタリティの高さは日本人以上だと思っています。強盗・スリも少ないです。

いきなりマイナス面なので補足しますが、日本の日常生活で出会う「良い人」の割合と海外で出会う「良い人」の割合は同じくらいだと感じました。感覚的になりますが、どんな国でも約90%以上の人は「良い人」です。残り10%がイメージを悪くしています。

海外旅行者から見た日本の怖さ

私が海外の旅行者たちと話して感じた内容です。日本は「人」「動物」から受ける被害は最小だと知られているけど、地震・津波・水害(台風)などの「災害」や原発についてはひどく恐れられています。

多くの日本人は行ったこともないアフリカ、中南米、アラブ諸国などを恐れています。でも行ってみると普通に旅行できます。人々は優しいです。それと同じように、日本の災害・原発もイメージだけでかなり恐れられている印象です。

海外で犯罪・事故・病気に合う確率を更に高める日本人

海外での犯罪率は確かに高いけど、日本人の旅行者にも問題がある場合があります。私が感じた主な問題点は次のとおり。

日本では決してしないような行動をしようとする。まさに「旅の恥はかき捨て」的な行動。

  • 「世間の目」から解放されて、ハメをはずしすぎる
  • 日本で毎日見てたニュース・天気を、海外では見ない・調べない
  • 明らかに変な人や初めて会った人と、すぐ打ち解けてついて行く
  • マリファナなどのドラッグや、カジノへの誘いにもすぐにのる
  • すぐ怒り出す。大声を出す。

日本にいる時と同じ感覚でいる

  • 日本での普段着、キラキラ服、ミニスカートなどで外出する
  • アクセサリー、装飾品、一眼レフカメラも隠さずに身につけてる
  • 財布をポケットやカバンに入れて歩く。札の入る大きな財布も多い
  • ホテルの部屋、タクシーなどで鍵をかけない
  • ホテルの部屋に貴重品を置きっぱなしにする
  • 犬、猫、りすなどの小動物を見つけると、すぐに手を出してかまう
  • 蚊のいる地域でも、かわいそうとか臭いとか言って蚊取り線香をつけない

上のような2つのパターンの行動・思考は、海外では命取りになることもあるので、ぜひ改善を心がけてください。

私が実践していたトラブル回避法

もちろんこれ以外にもたくさんあると思います。これを実践したから犯罪・事故・病気などに全くあわないとは保証できません。あくまでも私が心がけていた例です。トラブルにあう確率はかなり減らせられると思います。

新しい国・都市に入る前

  • 外務省危険情報、ニュース、個人ブログなどを事前にチェック
  • スラム地域、首絞め強盗地帯、スリ地帯、泥棒宿や最近の手口を調べておく
  • 災害、感染病、蚊からの熱病・狂犬病の発生件数などを調べておく

治安のあやしい国・都市にいる時

  • ホテルの部屋・従業員、ロッカーを全面的に信用しないこと
  • 部屋のピッキング対策として、鍵穴をロックするグッズもある
  • 南京錠タイプの部屋鍵やロッカーでは、自分の頑丈な南京錠も併用する
  • 外出時には貴重品を「ホテル」と「身に付ける」で分散させる
  • →貴重品をホテルに置く場合も「ロッカー」「鍵つぎケース」などで分散
  • ホテルで寝る前、ドア前に荷物・机などを置き、開くと音がなるようにする
  • →音がなると逃げてくれるので抑止にもつながる
  • 外出中には、数秒・数分おきに後ろを振り返る
  • →不審者に気づいたら、近くのカフェ・レストラン・美術館などでやり過ごす
  • →車道の近くは歩かない。車に誘拐される。またはひったくりに注意
  • →強盗に渡す現金(100ドル以上)をポケットに入れておく。命より安い!

貴重品管理には本当に悩みます。私は経験と感覚だけで「ホテル」と「昼間の外出先」を天秤にかけて、より安全だと思える方に大切な物を集中させました。

例えば欧米や先進国では圧倒的にホテルが安全です。アフリカ、中南米では五分。もちろん都市によるので、ヨハネスブルグ、リオデジャネイロではホテルを信用します。イスラム教国、アジアではむしろ外の方が安全だったりします。

ホテル内では、スーツケースに鍵をかけて更にベッドなどにワイヤーで縛ると完璧です。バックパッカーなら「パックセーフ」をおすすめします。私はこれでベッドに縛ってたのでパソコン、現金とも盗難ゼロでした。

パックセーフを持ち歩いている人は多いけど、残念ながら半数以上の人は毎回利用していません。とても面倒だからです。でもほんの数分の積み重ねが、何万円、何日もの節約になる場合もあるので、ぜひ利用してほしいです。

もちろんパックセーフも万能ではなく、南京錠なんか簡単に破壊できます。しかし「時間かせぎになる」のと「取る気力を少しでもなくせる」ことで効果はあります。泥棒ももっと簡単な獲物を探したいので。

日没から早朝にかけての外出

  • なるべくひかえる。特に単独行動はNG
  • ホテルで呼んでもらった無線タクシーを利用する。外ではひろわない
  • 外食は日没前に。念のためスーパーで食材を購入して常備する
  • 日没後・暗い道・怪しい道を歩く時は、5〜10秒おきに振り返る
  • 怪しいやつを見つけたら、軽く目を合わせる。そして逃げることを考える
  • 常にすぐ逃げ込めるホテル・レストラン・銀行・警察署などを考えながら歩く

ATMや銀行に入る前後

  • つけてる人がいないか数秒おきに後方を確認
  • 現金取得後は周りにあやしい人がいないか常に気を配る
  • 不安要素があれば、カフェ・レストランに入って様子をうかがう
  • にせ警官に注意。現金を見せろと言われたら中高級ホテルや警察署で。車に乗らないこと

昼間の観光・外出時に

  • 市場・マーケット・夜市などに高価なものを持って行かない
  • 現金は小銭は前ポケット、大金は腰バンド・首掛けなど衣服の下に隠す
  • 装飾品・カメラ・財布はなるべく見えないようにする
  • かわいい系・派手な服・ミニスカ・性的欲求を刺激する服装・化粧はひかえる
  • レジ・タクシー・トゥクトゥクでのボッタクリには怒るべき。ただし恨まれない程度に
  • 現地で仲良くなった人や家族に、家に招待されたら悩むべき
  • →こちらが1〜2人の場合は、男性がいてもやめておくのが無難
  • →睡眠薬で眠らされ、起きた時には縛られてた例もある
  • →私は他に友人を何人か呼んで、一緒に行ったりした
  • かわいい犬・猫・りすなどの小動物には近づかない・目を合わせない
  • →少し離れて写真撮影ならOK。その場合も後ろなどに注意する
  • デング熱の感染地域なら長袖・長ズボン・虫除けが必須。マラリア蚊は夕方以降

特に危険な都市でない場合は、各自で判断してください。東欧を除くヨーロッパ各都市、アメリカ大都市の中心部、韓国・中国の都市部、それ以外の国でも首都圏や大都市中心部では、派手な服装でも大丈夫かもしれません。

怒る時には怒る!と書きましたが、これは必要な自己主張はしろという意味です。ただ恨まれて仲間連れて来て報復された例もあるのでほどほどに。最後はユーモアで別れられるくらいがちょうどいいと思います。

移動する時に

  • タクシー、トゥクトゥクなどは交渉制も多いので、乗る前に必ず確認
  • →行き先と人数を告げて、料金を確認
  • →単位、総額、現地通貨かドルかユーロかを確認
  • バス、電車の移動中に、飲食物をすすめられてもその場で食べないこと
  • →飴/キャンディ、コーヒー、コーラ、ミネラルウォーターでの睡眠薬強盗
  • →自分に仲間がいる場合は、一番強そうな人だけ食べなければ大丈夫かも
  • 貴重品入った手荷物を棚へ入れろと言われても、足元に置いた方がいい
  • →棚に泥棒がひそんでいる場合あり。南京錠も簡単に開けるらしい
  • →すぐ上の棚でも、手品のようにすり替えや貴重品だけ盗まれた例あり
  • →休憩時に従業員をよそおって乗り込んできて、盗むパターンも多い
  • →バスの下の荷物入れから消えた例や、落ちた例もある

乗り物に限らず値段交渉の時は、紙とペンではっきりと単位まで書いて行うのがトラブル回避の近道だと思います。特に現地の言葉を理解できないのなら、紙とペンは必須です。先進国ならスマホでもいいでしょう。

タクシー、トゥクトゥク、リキシャなどのボッタクリでよくある手口は「100ペソのつもりで乗ったら100ドル」「総額で80ユーロだと思ったら1人80ユーロ」「10ペソと言われたけど実際は10,000ペソ(千を切り捨てて言う国がある)」など。

荷物棚にどろぼうが潜んでいるという話はウソのようで本当の話です。今でも東南アジアの特にタイのカオサンからの格安バスでは被害があるようです。従業員とグルの可能性が高いけど、証明はできないでしょうね。

まとめ:今日のゆめぴょんの知恵

毎回かなりおどしてばかりですが、恐いからと言って日本から出ないのはもっとマイナスです。上のように最低限の注意は払いながらも、あまり疑心暗鬼、びくびくしながらだと旅行も海外滞在も楽しめません。

ほとんどの人が良い人だと思いながらも、頭の片隅で警戒をおこたらない。このほどよいバランスがわかってくると、本当に楽しくなってきます。日本で行える事前準備として、海外旅行保険や予防接種もお忘れなく!


ゆめぴょんでした。ちゃおっ!

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