ゆめぴょん評価:★★★☆☆
映画『レッドクリフ part1, part2』の感想です。日本語訳すると赤壁。有名な三国志の中で最も駆け引きの面白いと言われる「赤壁の戦い」を映画化したものです。
ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/
少し前の映画ですが、気になっていました。話じたいは有名だし、小説でも漫画でも読んだことのある三国志なので、ストーリーに斬新さはありませんでした。知っている話の演出を楽しむという感じです。ネタバレ少しあります。
ちなみに歴史に基づいた映画が好きな方には、下の2つもおすすめです。
⇒『テルマエ・ロマエ』動画あり。映画感想や簡単あらすじ。考察:ストレスとスペシャリスト論
⇒『天地明察』映画感想と簡単なあらすじ。目標達成のための6つのルールと夫婦愛
映画『レッドクリフ』の簡単なあらすじ
今から約1800年前の中国。天下統一を目指す曹操と、それをはばむ劉備&孫権の連合軍との赤壁の大決戦。曹操に追われた劉備軍は天才軍師の諸葛亮孔明の策により、もう1方の敵である孫権と同盟を結ぶことに成功します。
孫権軍の天才軍師、周瑜は初め孔明を疑ってましたが、やがて友として協力することで相乗効果を生んで曹操軍を圧倒していきます。このへんの孔明の駆け引きもウマイですね。
曹操は疫病で死んだ自軍の兵士たちを、船で孫権側へ送ります。死人さえも道具に使う、曹操の勝利への執着をよく表現していると思います。やがて劉備軍は孫権のもとを離れます。
1人で奮闘する孔明は、多数の船にかかしやわらを付けて曹操軍の正面に進め、10万本もの弓矢を奪取することに成功します。曹操軍側の事情通である蔡瑁と張允は、周瑜の計略により裏切り者として首をはねられます。
あとは孔明の予言どおり、東南の風さえ吹けば火計が成功です。孔明は空色を見ながら祈ります。曹操の野望の1つである女性、小喬(周瑜の妻)は曹操のもとへ行き、東南の風がふくまでお茶で曹操を引き止めて時間かせぎします。
やがて東南の風がふき、孫権&劉備の連合軍は曹操軍の大船団を火計で全滅させて、陸の城塞にも猛進撃し勝利します。
『レッドクリフ』の感想
三国志ファンとしては、赤壁の戦いの有名エピソードが満載で楽しめました。孔明、周瑜、甘寧、超雲、曹操が個人的に見どころです。しかし2部に分けたことによリ、スピード感がなくテンポ悪い部分は少し残念です。
ここまで長くするのなら、龐統の活躍や、関羽が曹操を逃がしてやる名場面などもカットしないで見たかったと思います。個人的には赤壁の戦いだけなら、2時間半くらいで表現できると思います。
あと、武将の顔をなかなか覚えられなかった点も、もう少し工夫がほしかったです。毎回名前の字幕を出してもいいくらいです。世界上映されてるようだけど、欧米人はもっと武将の名前を覚えられなかったと思います。
全体的には、スケールは大きいし娯楽映画として私は好きでした。もし機会があれば、赤壁の戦いだけでなく三国志の他の名場面もぜひ見てみたいと思いました。特に張飛の活躍や、孔明と陸遜や司馬懿の知恵比べも面白いと思うのですが。
まとめ:今日のゆめぴょんの知恵
私は三国志も大好きで、中国へ三国志の史跡をめぐるだけの旅行にも行ったくらいです。その時の旅行記や写真なども紹介できる準備ができたら、記事にしたいと思っています。三国志の記事もいつか書きたいです。
『レッドクリフ』の感想は、ほとんど三国志の感想になってしまうため、逆に感想が短くなってしまいました。せっかく映画化したのなら、もう少し創作を入れても良かったかもしれません。下の作品のように。
⇒映画感想『るろうに剣心』マンガ原作の実写を成功させる5つの法則を考えてみたよ
ゆめぴょんでした。ちゃおっ!
参考:レッドクリフ Part I(2008年)あらすじ/評価73点/ネタバレなし/予告動画
参考:レッドクリフ Part II 未来への最終決戦(2009年)あらすじ/評価73点/ネタバレなし/予告動画