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【海外旅行準備】安心で効率的なお金の持ち方!現金かカードかTCか

托鉢でお金ではなく食料をもらうお坊さん 海外旅行準備

托鉢でお金ではなく食料をもらうお坊さん

短期にしろ長期にしろ海外旅行に行く前に最もよく考えるべきことは、治安や安全面の次はお金のことだと思います。クレジットカード、国際キャッシュカード、TC、現金、それぞれのメリット・デメリットを説明します。

ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/

前回までは治安・安全面などについて「おどかす」記事ばかり書いてきました。「人間」「蚊」「犬・猫・小動物」には十分に注意してくださいね。

私が学生時代に海外旅行に行った頃は、TC(トラベラーズチェック)をあらかじめ銀行で用意しました。マイナー通貨な国には、USドルか日本円のTCを持って行くのが主流でした。

しかし最近はほとんどTCを利用しなくなりました。最近6年くらい旅行先で会う日本人でTCを持ち歩いている人は少数派でした。この主な理由はテクノロジーの発展、つまり銀行ATMの普及によるものだと思っています。

TC/トラベラーズチェックについて

ではまずこのTCについて考えてみます。TCの最大のメリットは紛失・盗難時に再発行できることです。番号をひかえておけば、なくなった金額分だけ戻ってきます。

TC/トラベラーズチェックのメリット・デメリット

この再発行のおかげで最も安心して、海外で大金を持ち歩くことができました。しかし次のようなデメリットにより、現在はあまり利用されなくなりました。

  1. 発行時、換金・利用時にダブルで手数料がかかる(ただしレートは良い)
  2. 発行、換金・利用できる店舗が少ない(更に減少傾向)
  3. 換金・利用できる店でも、手数料が高い場合がある
  4. VISA、Master、日本の一部都銀などが次々に撤退

このようにデメリットは多いですが、初めての海外旅行でアメリカや東南アジアに行く場合には、まだ利用価値があるかもしれません。ヨーロッパでは使いづらいです。利便性はカードよりかなり劣りますが、何よりも安心が得られます。

もしTCを持って行く場合は、都市部に店舗の多いアメックス/AMEXをおすすめします。換金手数料も無料です。ただし渡航先にアメックスの店舗があるかどうかは、あらかじめ調べておいた方が良いでしょう。

現金/キャッシュについて

アメリカ、ヨーロッパ、アラブ諸国などの先進国ではクレジットカードが普及しているため、スーパーなど小額決済もほとんどクレジットカードで支払うことができます。しかしチップやトイレ代などで少額の現金は必要です。

新興国などは中級以上のホテル・レストラン・ショップ以外では、今も現金しか利用できないことが多いです。そういう意味でも、現金/キャッシュは、現在はまだ最強の決済手段です。

現金/キャッシュのメリット・デメリット

  • メリット:流通の利便性は最強
  • メリット:決済がシンプル
  • メリット:利用時に手数料がかからない
  • デメリット:物理的にかさばる。目立つのでセキュリティ的にも危ない
  • デメリット:紛失・盗難時には旅行保険さえも効かない
  • デメリット:現金化の手数料が、クレジットカードより高い場合がある

アメリカ・ヨーロッパに数日程度の滞在なら現金が不要な国もありました。しかしどんな国でも1週間以上滞在・旅行するなら、今はまだ現金が絶対に必要です。

デメリットの最後についてですが、カードから現金を引き出す時にATM手数料がかかると、少額の場合はクレジットカードより高くつきます。例えば5000円を引き出すのに500円も手数料を取られるなら、クレジットカード支払いの方がお得です。

ちなみに日本に帰国したら、クレジットカードが使えない所が多くて残念でした。しかし都市部ではほぼ電子マネー(Suica、Edy、WAONなど)だけで生活できることもわかりました。ただ外国人旅行者には不便でしょうね。

現地の通貨を現金/キャッシュで取得する方法

手数料・レートなどを考えた時に、一般的にお得だと思われる順番に書きます。ただし国によってや金額によっては逆転する場合もあるので、各自でも事前に調べてください。

  1. 現地のATMでクレジットカードで、キャッシング
  2. 現地の銀行や両替所で、ドルやユーロなどから換金
  3. 現地のATMで国際キャッシュカード・デビッドで引き出す
  4. 日本・現地の銀行や両替所で、日本円から換金
  5. 現地の銀行や両替所で、TCから換金(アメックスなら少し有利)

日本人はなぜかクレジットカードのキャッシングに悪いイメージを持ちすぎているため、海外では一番得なのに利用しない人が多いのは残念です。引き落とし口座に十分な金額があるなら、審査にも悪影響はないので安心してください。

ただ最近はキャッシングでもATM手数料を取られる場合が多いため、「2」のドル・ユーロからの換金が一番オトクに感じられます。ただし「日本円→ドル・ユーロ→現地通貨」で二重に手数料を取られているため、気付かずに損してる場合もあるので注意。

私が知るかぎり、あらゆる換金で最も損なのは、成田など空港の銀行や両替カウンターでした。「手数料無料」でも換金レートにしっかりと含まれています。ただ最近はかなり良心的になっているようです。他と比較してみてください。

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国際キャッシュカード・デビッドについて

国際キャッシュカード、デビッドカードは全く違うものですが、海外のATMで現金を引き出す場合には同じような利用法になるため、1つにまとめます。まず簡単にその違いを説明します。

国際キャッシュカードとは、その名の通り銀行預金から現金を引き出すカードのことです。日本でATMを利用しているのと同じ感覚で、海外の他の銀行のATMからでも現地通貨を引き出せます。

デビッドカードとは、銀行預金と連動して口座から現金を引き出すカードのことです。ATMから現金を引き出す以外に、ショップなどの決済にも利用できる点が、国際キャッシュカードとの違いになります。

どちらもお金を借りるわけではないため、基本的には即時決済です。後払いや借り入れを嫌う現金主義の日本人にとっては、最も分かりやすくて人気の決済方法です。

国際キャッシュカード・デビッドのメリット・デメリット

メリット・デメリットはとてもシンプルです。

  • メリット:即時決済なので安心
  • メリット:使いすぎない
  • メリット:スキミングなど不正利用されても、口座預金額が限度
  • デメリット:手数料が高い場合が多い
  • デメリット:スキミングなど不正利用されたら保険が使えない場合もある
  • デメリット:海外ではまれにATMにカードが吸い込まれる場合がある

不正利用された場合の対応は、金融機関や保険会社によってかなり違います。基本的には保証されない場合が多そうです。気になる方は事前に調べておいた方がいいでしょう。

TCがすたれた後、シティバンク・新生銀行・イーバンク(今は楽天)などの国際キャッシュカードに勢いがあった時期もありました。しかし今はもっと有利なカードがあります。次回の記事で紹介する予定です。

クレジットカードについて

ひとことでクレジットカードと言っても、大きく次の2つの利用法があります。どちらも後払いです。

  1. クレジットカード決済
  2. 現地ATMでキャッシングして現金を引き出す

どちらも使える場合、より有利なのはどっちでしょうか。国や金額により異なりますが、ATM手数料がかからないなら一般的にキャッシングがお得です。同じ日に決済してもクレジットカードのレートの方が悪いです。

日本人が日本にいる時は銀行ATMから現金を無料で引き出せるため、基本的にキャッシングは利用しないと思います。しかし海外で現地通貨を作る方法としては、最もお得な方法になるので強くオススメします。

ただしクレジットカード決済の方は利用金額に応じてポイントやマイルが加算されることが多いため、それを加味した上で検討する必要があります。私の場合はそれでもキャッシングの方がオトクでした。

あと新興国では安いホテルやショップなどで、クレジットカード決済でも2〜5%の手数料を求められることがあるので注意してください。ちなみにキャッシング金利は、1ヶ月間でも1.5%(2013年11月現在)くらいです。

クレジットカードのキャッシングのメリット・デメリット

これはキャッシングの場合のみです。クレジットカード決済とは違うので間違えないようにしてください。

  • メリット:低金利の現在、手数料が最も安い
  • メリット:余計なカードが増えない。海外ではクレジットカードは必携なので
  • 両方:預金口座にお金がなくても引き出せる
  • デメリット:スキミングなど不正利用されたら、口座金額以上も引き出される
  • デメリット:海外ではまれにATMにカードが吸い込まれる場合がある

国内のキャッシングはお金を借りるという点からイメージが悪いです。またバブル時代のような高金利時代には、キャッシング金利も高かったため今ほどメリットはなかったかもしれません。

しかし低金利の現在は、海外でのキャッシングは中長期旅行・滞在する人にとっては、最も効率が良くて手数料の安い方法なので積極的に利用すべきだと思っています。

キャッシング金利と国際キャッシュカード手数料の比較や、おすすめクレジットカードについては長くなるので次回の記事で紹介することにします。

では一番効率の良いお金の持ち方は?

まず私はTCはおすすめしません。でも安心ではあるので、アメリカなどTC流通国に行く場合は持って行くのもありだと思います。

私がオススメする海外でのお金の持ち方は、次のとおり。この3種類の現金・カードを全て持っていきます。各自の旅行・滞在期間によって、これを参考に考えてみてください。

  1. USドル現金(又は現地通貨。ヨーロッパのみユーロ)を1人15000〜30000円分のみ用意
  2. VISAクレジットカード1〜2枚と、Master(アジアならJCBも可)クレジットカード1枚
  3. 国際キャッシュカードを1〜2枚

現金を用意するのは、空港ATMで引き出せなかった場合や手数料が高かった場合に、最低2日間分くらいは用意した方が安心だからです。

新しい国に入った時は、空港ではなく平日に町中の銀行か両替所で両替・ATM利用の方がオトクなので覚えておいてください。

両替の場合は、銀行と両替所のどちらが得かは国や都市によって変わってきます。事前にネットなどで情報収集することをおすすめします。

クレジットカードは基本的にVISAなら世界中で使えます。ただアフリカとヨーロッパの一部のATMでは、マスター/Masterカードしか受付けない場合も何度もあったので、サブカードとして用意しておいた方が無難です。

基本的にはクレジットカードのキャッシングで現金を取得します。日本出発前に限度額は上げておきましょう。紛失・盗難・ATM吸い込まれなどに備えてカードは3枚以上用意しましょう。保管は分散させます。

現金に比べるとカードはセキュリティ的にも安心しますが、誘拐して銀行に連れて行き暗証番号を入力させて引き出させる「カード引き回し強盗」もいます。下の記事で犯罪例も読んでおくことをおすすめします。

まとめ:今日のゆめぴょんの知恵

他に海外送金などもありますが、留学や長期滞在以外ではあまり使われないため、今回は除外しています。次回はお得でおすすめのクレジットカード、国際キャッシュカードについて紹介する予定です。

海外に行く前には、予防接種についても検討した方がいいと思います。下の記事も参考にしてみてください。


ゆめぴょんでした。ちゃおっ!

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