これから年度末やGWにかけて、卒業旅行・有給休暇の消化・ワーホリなどで海外へ行く人も多いでしょう。初めてや久しぶりの人は不安も多いかと思います。そんな人へ事前に調べておくと旅行も捗り楽しくなる内容を共有します。
ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/
私の初海外旅行は大学卒業前に、ロンドン・パリへの友人との自由旅行でした。航空券とホテルチケットだけを旅行代理店で買いました。現地では終日観光しましたが、記憶に残ってるのは周りが外国人だらけだったことだけです(笑)
海外旅行に必須のアイテム
その後、何度も海外旅行を繰り返し、昨年6月までは約5年間かけた世界一周で135ヶ国を周遊してきました。この時は「旅行」というより「日常」になっていたため、ホテル探しも観光スケジューリングも空気を吸うようにしていました。
帰国して半年以上たった今思えば「非日常」な日々でした。その時の作業手順や考え方はあまり参考にならないと思うけど、短期旅行にも使えそうな手順やアドバイスなどを書いてみます。
ちなみに調べ物ではありませんが、海外旅行に本当に必須なアイテムを聞かれたなら、私は次の5点だけを挙げます。
- 現金(ドルかユーロか円か現地通貨)・クレジットカード
- パスポート
- 航空券(必要ならホテルチケット)
- WiFiに接続できるPC・タブレット・スマホなど
- バックパックや、スーツケース
最低これだけあれば、他のものは現地で買えるものが多いです。ただネット機器も現地で買えますが、日本の方が新しく良質なものを安く買えます。
お金は現地でATMキャッシングするのが一番トクですが、慣れていないと不安だと思うので、短期旅行の場合は日本で両替していくのがいいと思います。下の記事も参考にしてください。
パスポート作成は、必要書類の不備などで時間がかかる場合もあるので、1ヶ月以上前には手元にあるように申請しましょう。結婚して姓が変わっている場合は、変更した方がトラブルは少ないです。特にイスラム圏へ行く場合は。
航空券はEチケットの場合も、日本語が通じない場所では印刷したチケットを持参した方が手続きはスムーズです。私はチェックイン時にネット回線不備でEチケットを確認してもらえず乗れなかった経験があります。翌日の再交渉で乗れましたが。
WiFiは新興国でも日本より普及している都市が多いです。空港、長距離バス、安いホテルでも契約なしに無料で使える場合があります。調べ物も翻訳もネット接続機器があると捗るし、日本と簡単につながれるので必須です。
カバンは当たり前ですね。バックパックか、スーツケースか悩んでいる人や、それぞれのメリットについては下の記事を参考にしてください。
海外への渡航前に調査・検索すべきこと10点
今回の記事は、訪問国・都市と日程も決まった後の話です。航空券も購入して、必要ならビザも取得済み(又は取得方法を調査済)だと考えます。
たぶん皆、1つ1つを気づいた時に調べているのですが、あらためてまとめるとその情報量に驚きます。調べた内容は、脳と電子機器と紙でのトリプル保管をおすすめします。
- お金の情報
- 滞在国・都市の情報
- 言葉の情報
- 移動手段・公共交通・その他の交通機関。出入国の情報
- ホテル・宿泊施設
- 食事・名物料理の情報
- 観光の情報
- お土産・名産品・ショッピング
- トラブル時の情報
- その他。ブログ更新方法など
お金の情報
- 訪問する全ての国の最近の為替レート推移
- クレジットカードの締め日・支払日・利用限度の残額
- お得に両替できる場所・方法
- 銀行・ATM・両替屋の場所・営業時間・レートなど
- 現地通貨で必要な金額(千円単位では把握したい)
- チップが必要かどうか。渡す金額
- お金の保管・管理の方法
お金を現金・TC・カードのどれで持つべきかは下の記事を参考にしてください。為替レートの確認はYahoo!ファイナンスや銀行などで確認できます。URLはよく変わるので書きませんが「ドル 為替レート」などで検索すれば見つかります。
為替レートの推移を把握すべき理由は、これからレートが上がるか下がるか、円安か円高かを見極めたいからです。
しかし1週間くらいの短期旅行なら、両替やATMへ行く時間ももったいないので、到着時と帰国2日前くらいにまとめて引き出した方がいいと思います。インフレなどが加速中の国は別ですが。
帰国2日前に引き出す理由は、そのくらいの時期になると使いきれる金額が明確になってきてるからです。ただ銀行・両替屋・ATMの営業時間には気をつけてください。土日祝は閉まっている国もあるので残額と日程には余裕をもちましょう。
お得に両替できる場所はネット情報もたくさんありますが、少なくとも3ヶ月以内、できれば1ヶ月内の情報を見た方がいいです。基本的に空港での両替は損しますが、セキュリティなどを考慮すれば良い選択肢であることも多いです。
新興国ではATMに引き出し手数料のかかる銀行もあります。かからない銀行もあったりするので、事前調査は大切です。ちなみにタイでは全てのATMで引き出し手数料が取られるようになったようです。
お得なクレジットカードなどは下の記事を参考にしてみてください。現在はキャッシングがダントツ一番有利ですが、カードの締め日をしっかり把握して引き出さないと、金利手数料が倍近くになるので注意してください。
お金はあっという間になくなります。ホテルや主要観光地の周辺の銀行・両替屋・ATMの場所と営業時間は把握しておくと便利です。
現金・カードの保管は一箇所にまとめず、分散してください。メインバッグ、サブバック、腰ベルトや首ベルト、ポケットなど。また外出時もホテルのロッカーと部屋内の錠付きカバンと、身に付けるの3分割など。
滞在都市の情報
次に滞在国・都市の全体的な情報です。
- 最近の安全情報・よくある事件事故やその手口
- 英語が通じるか。実際に通じる公用語の種類
- 天候・気温・日没時間など
- 祝日・国民や宗教的な休日
- 宗教的・政治的な特徴・挨拶・礼儀・NGなワードや行動
- アジア人・日本人がどう思われているか
- その国・都市に独特なルール
訪問する国・都市の全体的な安全情報は、外務省 海外安全HPで確認できます。米英などにも更新の早いページがありますが、外務省の方が日本人の事件にフォーカスしてるため参考になります。
最近の外国人が巻き込まれた事件事故はネットで検索しましょう。詐欺などの手口はガイドブックでも読めます。下の記事も参考にしてください。
天候・気温などを見て服装や雨具などの用意も考えましょう。日没時間は気温だけでなく、セキュリティ的にも大事な情報です。観光のスケジューリングでもこの時間をホテルに帰る時間の目安にしましょう。
欧米・中国・韓国以外の国では宗教色の濃い国も多いです。子供の頭をなでたらお祓いが必要になったり、買った酒を見えるように持ち帰ったらダメとか細かいNG行動もあります。
日本人の中にも「アラブ」「イラン」「北朝鮮」に良くない感情を持つ人はいます。でも実際はどこの国民も純粋で優しくて罪はありません。それと同様に「日本人」を好きな人もそうでない人も海外には存在します。
例えばペルーでは日系のフジモリ大統領が有名です。その影響で彼の支持派は日本人に好意的ですが、その逆もあります。イスラム圏の国民はほぼ親日派ですが、アメリカのことをよく言うと怒りだす人は一定数います。
また中国人や華僑の国際進出により、現地で仕事を失う人も増えています。それで中国人を嫌う人もいます。中南米で「チーノ」、アフリカで「シノア」と挨拶されることがありますが、中国人と間違われてるので悪質なら日本人だよと教えましょう。
その国の独特ルールも挙げるときりがありませんが、印象に残ってるのを1つだけ挙げます。ルワンダでは「ビニール袋禁止令」があって、入国時に荷物全てをチェックされビニール類は一切廃棄されます。特に衣類や食品袋は注意です。
言葉の情報
訪問する国の公用語だけでなく、滞在都市ごとで実際に話されている言語を調べましょう。例えばスペインでは、マドリードとバルセロナでは全く違う言葉を話します。
私は、英語圏では英語、スペイン語圏ではスペイン語、それ以外の国では基本的に英語で世界一周してきました。それも流暢なわけではなく、基本文型の応用だけで旅行なら何とかなります。英語圏の人だけは発音にかなり厳しいですが。
公用語が英語でない国でも、次のワードだけは現地で通じる発音を身につけるようにしました。最初は通じないけど、相手の発音をマネてるとすぐ身につきます。メモ用紙に書いてポケットに入れときましょう。
- ありがとう(これが一番重要!)
- こんにちは(1日中使える挨拶)
- おはようございます
- 美味しい(レストラン受けが良い)
- トイレありますか?
- どこ?(これに単語をつけると応用可能)
- 〜したい。〜へ行きたい
- すみません(軽く)。ごめんなさい(丁寧)
- 数字。0〜20、50、100、1,000、10,000
最近はスマホ・タブレットを持ち歩くことも多いので、英語情報などは翻訳機能を使うと便利です。しかし対面ではスマホで翻訳とかはやめましょう。時間もかかるし自分がやられたらイヤなものです。指差し会話帳は意外と役立ちます。
「ありがとう」を現地語でいうだけで、相手もかなり親近感をもって接してくれるようになるから不思議です。
謝罪は日本人が苦手な国際表現です。それほど悪くない場合は「アイムソーリー」を連発しないように。本当に悪者扱いされますよ。相手の言葉を聞き返す時、追い抜かす時、肩が軽くぶつかった時などは「ソォーリー」と短く低い声で言えばいいです。
数字を覚えるのは必須です。駅のホーム、電車やバスや席の番号、値段などで現地語でしか書いてない場合もあります。特にアラブ圏ではアラビア数字を読めるようになっておかないと、どこへ行くにもタクシーになりかねません。
移動手段・公共交通・その他の交通機関。出入国の情報
全ておまかせのツアー旅行なら調べる必要はありません。しかし個人の自由旅行なら移動・交通手段の調査は必須です。
現地で調べても親切に教えてもらえるけど時間がかかります。しかしあらかじめ自分で調べた後で、現地で教えてもらうと理解も早いです。
- 自宅から空港、現地空港からホテル(その逆も)の交通・所要時間・料金
- 都市間・観光時の移動手段。乗降場所・営業時間・所要時間・料金
- 安全なタクシー会社。一般的にはホテルで頼んだ方が安心
- 陸路・海路・空路に問わず国をまたぐ時の出入国の情報
訪問国での交通手段では、3都市割引、土日祝・州内・2人以上での割引などがないかも調べましょう。ヨーロッパの鉄道の多くは、土日乗り放題などがかなりお得になる場合があります。
またヨーロッパ・中国・インドの鉄道は早ければかなり安く買える場合もあります。逆にすぐ売り切れて買えなくもなるので早めの計画が重要になります。
海外のタクシーには無許可・ニセ・モグリなども多く存在します。悲惨な事件も増えています。事前に安全なタクシーの会社名と車の色を調べておきましょう。空港・ホテルでの無線タクシーは比較的安全です。安宿のは注意。
空路は管理がしっかりしてるので問題は少ないけど、陸路・海路はあいまいな点も多くて、係員しだいという国もあります。賄賂が必要だったり、無料なのに通行料や、ビザ代を倍額要求してきたり。
事前情報と違う場合は、近くの日本人や欧米人に確認したり、「日本大使館に確認したい」と言うとあっさり通してくれる場合もあります。しかし激しい口論はしないこと。逆恨みされる事のないように。
ホテル・宿泊施設
全ての滞在都市のホテル。場所・周辺の安全性・料金・ネットでの評判を調べておきましょう。
ツアー旅行の場合は心配する必要ありませんが、ホテルの正式名称と場所だけは把握しておきましょう。迷った時に1人で帰ったり、周辺の観光情報を調べるのに役立ちます。
バックパッカー旅行者で、現地で安宿を探しながら旅行する場合でも、到着日だけは予約しておくのが望ましいです。また夏の欧米・中国・韓国・その他の有名観光地は予約しないと高くて評判の悪いホテルしか空いてません。
食事・名物料理の情報
その国の名物料理はおさえたいですね。それらを食べられる店がホテルの近くならいいのですが、遠いなら観光ルートに組み込む必要があります。
それ以外の食事についても、レストランの閉館日・営業時間・場所・料金・おすすめ料理などは事前に調べておくといいでしょう。臨時休業もあるので、候補は多めに考えておきましょう。
観光の情報
海外旅行のメインは観光と言っても過言ではないと思います。見たいものがあるから、その国・都市に行くことに決めた人も多いでしょう。短い時間で多くの場所を訪れたい人は、スケジューリングがとても重要です。
観光する場所とルート・順番。観光地の閉館日・営業時間・料金はしっかり把握しましょう。しかし固執はせず、当日は臨機応変に変更もきくように柔軟性も持たせる必要があります。
ルートを考える時、朝一番や早い時間に行く観光地は重要です。個人旅行で有名観光地に行く場合、まだツアー団体がやってくる前の開演直後をおすすめします。
動物を見る観光の場合は、早朝・夕方が狙い目です。というかその時間しか活動しない動物がいます。昼間行っても寝てるだけなので悲しいです。
夜の観光(ライトアップ、噴水ショー、コンサート、演劇、踊りなど)に行きたい場合は、日没後の安全情報、安全な移動手段、ホテル受付の終了時間も調べましょう。マッサージなどは昼間に行くのが安心です。
お土産・名産品・ショッピング
女性にはこの情報から調べる人も多そうです。ショッピングや免税店の場所・閉館日・営業時間。免税額や手続き方法は事前に調べましょう。お土産を配る人や数量もメモしておくとよいでしょう。
あとその国・都市での、有名なお土産・特産物と値段水準も調べておくとボラれる心配もなくなります。
トラブル時の情報
海外にかぎらず、旅行にトラブルはつきものです。しかし本当に大切なのは、トラブった後の対処法です。心構えができているだけで、対処の速度や適切さがかなり変わってきます。私の危機管理述は下の記事のとおりです。
まず貴重品紛失時の連絡先一覧は用意しておきましょう。主に日本大使館や航空会社の住所・営業時間・電話番号。カード番号・使用期限・カード会社の電話番号。日本の家族と職場の連絡先などです。
事故や傷害事件などは当然ですが、盗難の場合も現地の警察に行く必要があります。そこで盗難証明書を発行してもらわないと旅行保険が適用されません。保険については下の記事を参考にしてください。
犬・猫・小動物や、蚊にも充分に注意しましょう。事前に知識を身につけておくのが重要です。
その他。ブログ更新方法など
その他に、旅行先でブログ更新したいなら、IDやパスワードだけでなく更新方法も事前に知っておきましょう。というか、日本にいる間にも旅行準備として記事を書いて慣れておいた方がいいでしょう。
もし旅行ブログを作ったのなら、SNSなどでぜひご連絡ください!
まとめ:今日のゆめぴょんの知恵
かなり細かく書いてしまいました。「旅行は計画しない方が面白い」という意見もあって少しは賛成ですが、初めてとか慣れない時には「計画してから臨機応変」に対応するのがいいと思っています。
ある程度の中長期の旅行の場合は、予防接種・ワクチンの接種も考えてください。
ゆめぴょんでした。ちゃおっ!