WordPressで作成したブログはSEO対策に強いとも言われますが、標準設定のままでは足りません。週末などにチェックしたい項目についてまとめましたので、参考にしてみてください。
ゆめぴょんです。こんちはっ(^^)/
Google側も「WordPressが特にSEOに強いことはない」と発言しています。このことからも、ただWordPressを使っているからとか、SEOに強いテーマを使っているというだけで、検索上位になれるわけではありません。
今回はWordPressを使っている人で、SEO対策が気になっている人へ向けて、基本的なチェックポイント、改善ポイントについてまとめてみました。
WordPressブログのSEO対策チェック10ポイント
基本的なポイントだけを挙げてみました。改善できそうな部分は1つずつ修正していきましょう。私のブログも全て出来てるわけではないので、長期休暇の間にいくつか改善しようと思っています。
- サイトマップ作成・Googleウェブマスターツール登録
- タイトル<title>は適切か
- hタグ(見出し)は適切か
- 表示速度の高速化
- スマホ・ガラケー・携帯での表示対応
- SNS対策・シェアしてもらう準備
- 重複コンテンツ対策
- コンテンツの構造化
- 内部リンクの最適化
- ファン・フォロワー・自然リンクを増やす
個別の内容について解説します
サイトマップ作成・Googleウェブマスターツール登録
WordPressでブログを作成したら、まず最初にすべきことが「サイトマップ」の作成と「Googleウェブマスターツール」への登録です。
サイトマップには2種類あります。1つはより重要な検索エンジンへ向けてのものです。もう1つは人間が見るための、ブログ記事の全てを案内するためのページです。
検索エンジン用のサイトマップはXMLファイルを作成する必要があります。WordPressならプラグインを使うことにより、記事作成と同時にサイトマップも生成してくれるので便利です。そしてGoogleウェブマスターツールにも登録しましょう。
人間が見てわかるサイトマップも、プラグインを利用すると自動生成してくれるので便利です。
タイトル<title>は適切か
記事のタイトルはSEO対策で最も重要な要素の1つです。またツイッター、FacebookなどのSNSでシェアされる時には、タイトルだけで判断されることも多いため重要です。主に以下の点に注意しましょう。
- 長すぎないか。全角32〜45文字が理想的
- 他の記事・ページとの重複はないようにする
- 重要キーワードは左側から盛り込む
- 人間が自然に理解できる文章か。ワード羅列はダメ
- 記事内容に合致してるか。盛りすぎてないか
タイトルの文字数についての最適解はないようです。Google検索結果で表示される文字数は全角32文字なので、このくらいが理想だと言われています。ただSNSでの拡散では長文タイトルでも強いと感じています。文字数については下記事でも書いています。
キーワードの盛り込みは検索エンジンに向けては重要だけど、クリックするのは人間なのでわかりやすいタイトルが必要になります。
「ブログやサイトタイトル」を前にしているブログを見かけますが、SEO的には「記事タイトル」が前の方がいいようです。例えばこの記事では「…SEO・ソーシャル対策に効く10項目 | ゆめぴょんの知恵」です。ブログタイトルは後です。
hタグ(見出し)は適切か
hタグとは見出しタグとも言われ、<h1>〜<h6>のことです。これは文章構造をわかりやすくするための重要タグで、特にh1はSEO対策でも重要項目の1つです。「見出し」とは「段落のタイトル」のことです。チェックポイントは以下のとおり。
- h1はタイトルと同じでもいいので必ず1回は使うこと
- 各記事のh1は「記事タイトル」を使う。「ブログタイトル」ではない
- h1は基本的には1ページに1回だけ。HTML5での複数利用は慎重に
- h1〜h6は順番に使う。例えばh1の前にh2があるのはNG
- h1〜h6はキーワードの羅列ではなく、人間が理解できる文章で
- h1〜h6は太字・大字などの見栄えではなく「見出し」で使うこと
HTML5ではSectionごとにh1を使うことができるため、1ページ内で複数回設置できます。しかし古いブラウザは解釈できないし、重み付けをはっきりさせる意味でも、h1は1回だけの利用が望ましいと私は考えています。
見出しタグを太字や大きなフォントとして利用しているサイトもありますが、真似しないでください。太字はbタグ、強調はstrongやemタグを使います。見栄えはCSSで記述すべきです。私の見出しの装飾は下記事で解説しています。
表示速度の高速化
Googleの公式発表でも、表示速度の遅延はマイナス要因になるそうです。また表示されるまでの時間が長い場合、ページを見る前に離脱されるだけでなく、リピーターも増えないので外部リンクもつきにくく、SEO的にもマイナスです。
表示速度を高速化するための、一番重要なポイントはサーバーです。どのサーバーを選ぶかにより、反応速度に差が出るし、訪問者が多い場合のエラー率も違ってきます。私は先月エックスサーバーに引越したけどかなり満足しています。
それ以外にもWordPressの高速化の方法はいろいろあります。主なものは次のとおりです。
- CDN(CloudFlareなど)の利用
- キャッシュ系プラグインの利用
- 画像・写真の圧縮化
- CSSスプライトの導入
- ソーシャルボタンの最適化
- データベースの最適化
- JavaScript、CSSの効率化・圧縮化
- JavaScriptはなるべくフッターへ移動
上の1〜6までは下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。JavaScript、CSSの効率化は時間のある時にコツコツやるか、一気にまとめて作りなおすのがいいですね。CSSはheadタグ内、JavaScriptはフッターへ移動が理想です。
スマホ・ガラケー・携帯での表示対応
ガラケー・携帯はともかく、iPhone、Androidなどのスマホから見た表示や速度については、Googleも重視しはじめています。検索順位にも影響するようになると言われています。来年は今まで以上にスマホ用SEOも大事になりそうです。
てっとり早くスマホに対応するためには、WordPressプラグイン「WPtouch」を利用するのが便利です。下の記事を参考にしてください。
携帯/ガラケーに対応させるには、プラグイン「Ktai Style」が楽です。
とりあえずは上のようなプラグインを利用しつつ、スマホ専用テーマを作成するか、レスポンシブ対応させるのがいいと思います。私は前者を作成中です。その作成やスマホ切替にもプラグインを利用しています。
◆【WordPress】Multi Device Switcherでスマホテーマ自動切替!Androidタブレット対応方法も
SNS対策・シェアしてもらう準備
ツイッターやFacebookなどのSNSでのシェアは、直接的なSEO対策にはなりにくいけど、拡散されることにより外部リンクもつきやすくなるので対策は必須です。
まずはソーシャルボタンを設置しましょう。いろんなSNSのソーシャルボタンをまとめてみました。
シェアされる内容についてもOGPやTwitterCardsであらかじめ設定しておくことをおすすめします。
重複コンテンツ対策
つい最近もWordPressの重複コンテンツ対策や、アーカイブページのnoindex化については議論になっていました。どの意見も正しいのですが、実際のGoogleでの扱いは検証からの推測でしかありません。
私は今のところ、カテゴリーとタグの一覧ページ以外の年月日アーカイブページはnoindexにしています。これが正しいかはわかりませんが、今のところ悪影響はないように思います。
アーカイブページ以外でも、文章が短い記事、内容の薄い記事、アクセスの全くない記事など低品質ページについては、noindex化した方がGoogle評価は上がるらしいです。
個別記事のnoindexはWordPressでは簡単に設定できません。私はアーカイブページのnoindex化も含めて、プラグイン「All in One SEO Pack」を利用しています。
noindex化以外にも、重複コンテンツと見なされない対策として、タイトル・説明文(meta description)を個別設定する方法があります。以下の内容を実践しています。
コンテンツの構造化
人が読んでいるブログ内容と、Googleなどの検索エンジンが理解する内容とは違っています。しかしその溝を少しでも埋めるために考えだされたのが「構造化」です。
コンテンツの構造化で調べてみると、思った以上に幅広いです。HTML5で正確に記述するだけで構造化の効果があります。それ以外に私が実践している方法をいくつか紹介します。
まず既に多くのブログでも導入されている「パンくずリスト」です。ただ単に設置しただけでは、テーマによってはMicrodataによる構造化がなされてない場合があるので、ソースを確認しましょう。下の記事も参考にしてください。
カテゴリーの階層化もしっかり行えば構造化になります。もちろん階層化しなくても、適切なカテゴリー構造はプラス要因になります。Googleの検索結果にも反映されるため、クリック率も上がるかもしれません。
ブログ内容の構造化については「schema.org」を利用する方法があります。アメリカではGoogleが「In-depth Articles」という技術を試行中らしいです。日本に上陸する前に対策を施しておくといいかもしれません。
内部リンクの最適化
SEO関連で今年最大の驚きというか話題だったのは、有料リンク・相互リンク・プレスリリースなどの外部リンクがペナルティになってしまうことでした。
これまでは人為的に外部リンクを増やすことによって安易にSEO対策できましたが、今後はそう簡単ではなくなります。だからこそ、内部リンクの重要性が増していると思います。
内部リンクは検索エンジンにページをクロールしてもらうための一番簡単な方法です。ただしリンクが多すぎるのはよくないようなので、ほどほどがいいかも。いろんな種類の内部リンクの作り方を、下の記事で紹介しています。
ファン・フォロワー・自然な外部リンクを増やす
直接的なSEO対策ではありませんが、ファン・フォロワーを増やすことはPVアップにもつながり、将来的には自然な外部リンクを増やす足がかりにもなりえます。
ファン・フォロワーを増やす短期的な方法は、有名人でない限り難しいと思っています。人に役立つ記事を、更新頻度高く書き続けるのが一番の近道だと思います。
そしてファン・フォロワーになるためのしくみを、ブログに設置しておくことが大切です。まずはRSS購読です。最近はfeedly利用者が多いようですので、それらのボタンを設置しましょう。
SNS(ソーシャルネットワーク)でも更新情報を配信できます。私もFacebookページやツイッターやGoogle+などを利用しています。もしよければフォローお願いします(^^)/
他にもブラウザの「お気に入り・ブックマーク」なども利用者がいるので、設置しておくといいかも知れません。
まとめ:今日のゆめぴょんの知恵
もちろん上以外にもSEO対策としてできることはあります。しかし基本的な部分をしっかり行うことが、まずは大切だと実感しています。
特に高速化やスマホ対策などは、やり始めるとキリがないくらい時間がかかります。長期休暇の間に少しでも改善できれば、休み明けから効果が現れてくるかもしれませんよ!
ゆめぴょんでした。ちゃおっ!